Home>バックナンバー>2014夏号TOP>服薬指導

 BG薬は、薬価も安く、2型糖尿病において第一選択薬となりうるため、よく使用される。糖尿病の患者は様々な合併症を有していることが多く、とくに腎機能低下患者については、より一層の注意が必要である。

※乳酸アシドーシスとは?
 乳酸が蓄積した結果、血液のpHが著しく酸性に傾いた状態。初期症状として、悪心・嘔吐・腹痛・下痢などの胃腸症状、筋肉痛、倦怠感、脱力感、腹痛などが起こる。進行すると、過呼吸など起こし、数時間放置すると昏睡状態となり、場合によっては死にいたることもある(死亡率50%)。

【参考文献】
1) 各薬剤添付文書
2) 各薬剤インタビューフォーム
3) 日本糖尿病学会編,糖尿病治療ガイド2012-2013,文光堂
4) 荒木栄一ほか,糖尿病治療薬の最前線,中山書店
5) 河盛隆造ほか,糖尿病治療薬ハンドブック,羊土社
6) 大日本住友医療情報サイト
7) 朝倉俊成編,糖尿病薬物療法の管理,南山堂

回答の一例

A1

古くからあるお薬なので、日本でも海外でも多くの患者さんに使用されています。薬価も安価で優れたお薬です。その作用は、主に肝臓で糖をつくるのを抑えたり、筋肉などで糖を取り込みやすくして、血糖値を下げます。

A2

軟便、下痢、吐き気など主に消化器症状が飲み始めた初期や薬を増やしたときに出ることがありますが、症状は1~2週間で改善するようです。続くようならご相談ください。一番注意すべき副作用は、頻度は低いですが乳酸がたまり血液のpHが酸性に傾くことで起こる乳酸アシドーシスです。初期症状としてはどんな症状があるか知っておいてください。

 

A3

腎機能がとても悪くなるとBG薬は服用できません。定期的に腎機能を確認する必要がありますので、きちんと定期的に受診することが大切です。また、脱水にも注意が必要です。
※BG薬のなかで、軽度の腎機能障害、肝機能障害、高齢者で慎重投与ができるのはメトグルコのみでそれ以外のBG薬は投与禁忌です。

A4

飲み忘れる主な理由など教えていただけますか。気づいた時点が食後1時間以内であれば服用してください。
※飲み忘れの理由は、仕事の都合で持ち歩かなかったり、薬が怖かったからなどとさまざまな状況が考えられます。ぜひ飲み忘れの理由をお聞きしてください。薬の用法を変更することで飲み忘れを防ぐことも可能です。また、薬を服用する必要性について十分説明をすることも必要です。